日本で最も予約困難な焼き鳥「鳥さわ22」オーナー中澤章氏が、今度は紹介制イタリアンをオープンさせたと話題になっている。
電話番号非公開。

「鳥さわ」常連のみぞ入ることを許される、その名は「Lemon」(レモン)。

この日の17時、地図ではたどりつけない路地裏に会員たち8名が続々と集まった。
「え?ここなの?」というビルの裏口。
ひっそりとエントランスを構え、看板もない。
目印は、ほんのり灯されるレモンの小さなオブジェ。
入るとカウンターがL字にキッチンを囲む。
厨房を取り仕切るのは、かつて「イル・テアトリーノ・ダ・サローネ」で腕をふるっていた北野敏庸シェフ。
みんなで乾杯すると、まず出て来たのは、薄くスライスされた、
●20ヶ月熟成ハムまるでペルシウのような甘くて妖艶な風味でいきなりテンションが上がる。
続いては
●2年寝かしたメイクイーンソースとキャビアが乗った冷製カッペリーニ
さらに、
●ブラータチーズとイチヂク
そして、鮨の名店も扱う豊洲の仲卸「やま幸」の大間のマグロを使った
●マグロの瞬間燻製
カポナータのような、カルパッチョのような仕上がりで、こぶみかんとピスタチオがいい香り
●イタリアのポルチーニと栗リゾット
これまた最高に白ワインが進む。
続いて、何やらペーパーで包まれて登場は、
●牛頬肉のクレープ巻き
ヘーゼルナッツとアマゾンカカオのソーがいいアクセントで、赤ワインと合わせてペロリとイケてしまう美味さ。
ついにメイン。
目利きの天才「やま幸」マグロがまるで高級なお肉のような、
●マグロ頬肉ステーキ、グリーンオリーブとケッパーのペースト(タプナード)
パスタは3種から選べ、定番の
●愛媛レモンのパスタ
がめちゃくちゃ酸味がありながら濃厚で美味しい。チーズとバター、レモンの果肉もソースに入っている。
デザートは
●レモンのババロア
最後は参加者全員に北野シェフから電話番号入りの名刺が渡され、栄えあるレモン予約権を得て、一同ご満悦。
こうして初回スプーナの宴は盛会でお開きとなった。では、次なる宴をお楽しみに!

  

【概要】
開催日時:10月1日(金) 17時スタート
会場:Lemon(都内某所)
定員:9名